2008年 02月 17日
アラスカの旅 扉をあければオーロラ
|
日本を午前中に出発し、深夜を機内で過ごし、
アラスカに着いたらまたその日の午前中に戻っていた。
今日という1日は、長い。
だけど、
だけど・・・・、
いつもは田舎の中でもちょっとした都会で毎日を過ごし、
右も左も、前も後ろも、 人、人、人。
聞こえてくるものは少なく。。
でもここでは、
眩しい太陽も、細く黒いトウヒの木も、凍った空気も、無限に広がる空も、見渡す山も、
ガツンと響いていた。
「私・・・今を生きてる?照」
いつの頃からだろう・・・「オーロラを見たい。。」ぼそっと口には出してはいたものの、
そんなの無理だよって思う自分がいつも居た。
そんな夢のまた夢~、が、夕食後に、そう、もう扉の向こう側まで迎えに来ている。
今日のオーロラ、「ACTIVE!!」
オーロラが出るぞ!!という予報。
アラスカ大学のオーロラ研究所から出ているほぼ確実な(?)予報です。
まずは夕食、そして、オーロラの説明会があった。
アラスカと言えば、サーモン。
でも、今日はお腹の調子が良くないからあんまり食べるのはよそう。。
半分も食べなかった。
食べなかったのだよ。
・・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
ギュるるるるるるるる~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ましゃか・・・ましゃか・・・ (ましゃかの先輩!使わせてもらったぜ!!)
まっしゃっか~~、あんだけ腹を壊せば、もう出すものもないぜ??
ギュルルルルル ぎゅるるるる ぎゅるるるるる~~~~~♪
という訳で、食事の途中で一人部屋に戻ることにした。
・・・・・・・・。
オーロラ観測まであと一時間か・・・。
大丈夫、大丈夫。
オーロラ観測のバスが来るまで、あと15分。
大丈夫。大丈夫。
あと、5分。
私は今までにしたことのない完璧な超防寒対策をし、ベットの上で迷っていた。
観測地まではバスで一時間、あ~~。。。やばい。
いや・・・むしろ、もらしてでも、行きたい。。。
いやいや・・・・せっかくのオーロラ、他の人に多大な迷惑をかけることは出来ない。
立ち寄るコンビニなんてない。。 というより、家がない・・・・。
野?野で?? おケツ凍るしょ。。(想像中・・・・無理無理~~~~><)
「あの・・・・あの・・・・・今日はホテルで休んでます。。」
私はまるで墓の中から出てきたゾンビのようにベットから起き上がり、そう告げた。
友人を初のオーロラ観測に一人で旅立たせ、
私は・・・私は・・・・、
有り得ねーーーーーべよーーーーーーーーーー!!!
やっぱり。。。そう来たか、オーロラよ、オーロラよほほ~~~~~~。。
扉の向こうには、普通にポツリとトイレがあった。
なんとま~~綺麗なトイレですこと!お~~ほほほほほ~~~~~。。。
その後、お部屋で居ても立っても居られず、カーテンを開けて空を見上げては、
「見えね~~~し!!」 を、何度繰り返したことでしょう。
仕舞いには、友人の分まで洗濯をして迎えようと洗濯を始めたが、
友人の洗濯物がどれだか解らなかった私は、
履いたものと、履いていないものをチェックするべく靴下の匂いを嗅ぎ、
気絶しそうになる。
<お部屋の素敵な絵>
午前3時すぎ、
バタバタと足音が聞こえた。
あ!!!みんな帰ってきた~~~~!!!!!!
なんか・・なんか・・・・さみしかったっすぅ~~~~
そして、人生初のオーロラを見て帰ってきたルンルンな友人に、
靴下くせーぞ!!と八つ当たりしたのは言うまでもない。
だけど、空っぽのお腹の私に、「シナモンロールを食え。」と、
オーロラの話を聞きながら、二人で食べた甘すぎるパンは、とても美味かったよ。^^
※ 観測所へと向かうバスの中には、トイレが付いているということに気がついたのは、帰国の頃だった。
明日のオーロラに賭けよう。zzz....
by requiem---k
| 2008-02-17 21:31
| □ アラスカ旅行